アメリカで駐在妻をしているゆとりベアです。
駐在が決まり最初に取り掛かることは、米国ビザ取得になる方も多いと思います。
この記事では、筆者が実際に体験した帯同家族が米国ビザ(E2)取得するまでの流れを紹介していきます。
米国ビザ(E2)取得までの流れ
筆者が体験した米国ビザ取得までの流れは下記になります。
夫の渡米日が具体的に決まっていませんでしたが、連絡が来てからなるべく早めに取り掛かりました。
②面接予約(2022年1月)
③米国大使館での面接(2022年3月中旬)
④合格後、後日受け取り(2022年3月下旬)
申請書類の準備
筆者は旦那さんの会社で手配した弁護士さんの指示の下、必要書類を準備しました。
申請手続きの連絡がきてから取得までの目安は約4か月程との連絡がありました。(2021年11月時点)
家族帯同者が面接までに必要な書類や準備物は下記になります。
・過去10年間に発行された古いパスポート
・DS-160フォームのオンライン申請とDS-160確認ページを印刷したもの
・オンライン証明写真と証明写真原本(6か月以内に撮影されたもの)
・戸籍謄本原紙と籍謄本を英訳したもの(面接日より半年以内に取得したもの)
・面接予約と予約確認ページを印刷したもの
パスポート
ビザを取得することが分かったら、すぐに下記パスポートの内容確認を行いましょう。
・新婚の方はパスポートの名字変更ができてるか
・古いパスポートは持っているか(過去10年間に発行されたもの)
再申請する必要のある方は、申請に時間を要することもあり、次に行うDS-160の申請に進むことができませんので、すぐに申請しに行きましょう。
DS-160フォームの申請
DS-160とは、非移民ビザを申請する方が必ず必要になる申請フォームになります。面接を予約する前にオンライン上で提出します。
お子さんがいる方もそれぞれ家族分の申請が必要になりますのでご注意ください。
このDS-160申請書はオンライン上で手続きを行うのですが、かなり細かい情報を入力することになり、設問も英語なので時間が取れる時に集中して行うのが一番効率よくできると思います。
筆者も苦戦し3時間ほどかかりました・・・
そして申請フォームを記入する度、必ずこまめに保存しましょう!
これを怠ると知らない間にタイムアウトになった時、再度入力することになります。
DS-160を入力する際に必要なものは下記になります。
・古いパスポート(過去10年以内に発行されているもの)
・オンライン証明写真(5cm×5cm)
申請フォームの入力方法は、在日米国大使館HPより確認できます。
申請が完了したら、DS-160の確認ページ(バーコードがついたもの)がメールで送られてきますので、面接時に持っていくため印刷しておきましょう。
戸籍謄本原紙と戸籍謄本の英訳
配偶者との関係を証明するため、戸籍謄本の原紙とその英訳が必要になりました。
弁護士さんからは、面接時より半年以内に取得したものを用意してくださいとのことだったので、みなさんもなるべく最新の日付のものを取得してくださいね!
また戸籍謄本の英訳は、ネットで見つけた英訳のフォーマットを拝借し内容を英訳しましたが、提出時は特に問題ありませんでした。
英訳証明書を発行している行政地区もあるようなので、まずは確認してみましょう。
面接予約
面接予約はDS-160ビザ申請書を作成し、申請料金を支払った後に面接予約ができます。
※コールセンターでの予約も可能です。
面接当日は、面接予約確認書が必要になってきますので、忘れずに印刷しておきましょう。
アメリカ大使館での面接
いよいよ面接本番です!
よくビザの面接で落とされた・・・という話を耳にすることがあるかもしれませんが、基本的な情報を頭に入れて簡単な英語で答えられたら問題ないです。
聞き取れなかったら素直に聞き返せば大丈夫です!
ただ、アメリカに永住しようとしている、不法就労しようとしているといった怪しい点が見受けられた場合はビザが下りない場合もありますので、この点は注意して発言するようにしてください。
ビザが却下された場合は、今後アメリカへの入国が難しくなる場合もあります・・・
当日の持ち物
面接時の持ち物は下記になります。
書類は大使館が指定した順番に揃えクリアファイルに入れて提出します。
・DS-160フォーム確認ページ
・証明写真1枚(5cm×5cm)※眼鏡着用不可
・パスポート(米国での滞在予定期間に少なくとも6ヶ月を加えた有効期限があるもの)
・過去10年間に発行された古いパスポート
・戸籍謄本とその英訳
・その他ビザの種類により補足書類
・クリアファイル
その他持ち込みできるもの
大使館に持ち込める荷物には制限があります。
・手持ちできるカバン(25cm×25cm以下)
・クリアファイルに入れた書類
・傘
・ベビー用品/ベビーカー
詳しくは大使館HPよりご確認ください。
また筆者は手持ちのカバンに書類が入らないので別で袋に入れて持っていきました。
入館する際、袋だけしまいましたが特に何も言われませんでした。
ビザ面接までの流れ
筆者がビザ面接を受けたのは、2022年3月中旬頃です。
コロナの影響もあり、面接会場には2~3組しか待っている人はおらず、入館してから面接が終わるまでは15分程でした。
待ち時間が長いと聞いたので、想定より早く終了できラッキーでした!
流れは下記になります。
セキュリティチェック
大使館に到着後、門の前にいる警備員さんに予約確認書とパスポートを見せました。
面接開始時間の15分前から入館できるようです。早く着きすぎても入館できない可能性もありますのでご注意ください!
その後指示に従い、セキュリティチェックの場所へ移動。
空港のセキュリティチェックと同じで、カバンやポケットに入ってるものをカゴに入れてX線検査と金属探知をかけられます。
その後入館となります。
受付で予約確認
大使館に入ると最初の受付で、面接の予約票(バーコード付きのもの)と持ってきた書類一式を確認されます。
この時にもパスポートを見せました。ファイルに全部纏めておくといいと思います。
パスポートの裏に大きなバーコードのシールを貼られ、書類を返却された後その先の1番窓口に進むように指示がありました。
指紋登録と面接
扉の中に入ると窓口があり、列に沿って順番を待ちます。この時点で私たちの前で待っていたのは1組でした。
順番が来たら書類の提出と、指紋登録を行います。この時の受付の方は日本語が話せる職員さんでした。
書類の確認が終わると、呼ばれた番号の窓口に進んでくださいとの指示があり、隣のレーンに移動し番号の窓口に進みます。
面接を行う窓口に進むと、職員さんが英語で挨拶をしそのまま面接が始まります。
実際の質問内容は下記になります。
②会社の規模
③駐在先の仕事内容
④役職
⑤いつ結婚したか
色々質問される内容を予習してきたのですが、ほぼ何も聞かれずニコニコ愛想ふりまいて終わりました笑
私たちは面接自体5分もかからず終わりましたが、他の窓口で先に面接を行ってた人は私たちが終わってもまだ続いており、なかなか苦戦しているようでした・・・
取得するビザの種類や目的によっては面接時間がかかる場合もあると思いますが、質問された内容に簡潔に答えられるように練習し、自分はアメリカに永住するつもりはないという意志を見せたらそこまで苦戦することはないと思います!
※ちなみに英語が不安な方は、窓口でその旨を伝えると日本語で話せる面接官を用意してくれる可能性もあるようです。
おわりに
面接までの流れは、アメリカ大使館HPに面接の手順動画がアップされていますので、一度目を通すと当日の流れが掴めイメージしやすくなると思います。
書類を準備する時点で、やることが多く息詰まる場面も出てくるかもしれません。
ただビザの準備は帯同家族のみなさんが必ず通る道なので、精神論にはなってしまいますが、根気強く準備を進めていきましょう!
日本にいる限られた時間を大切にし、何事も早めに行動するように心がけると自然と余裕も生まれてくると思います。
みなさんが無事にビザ取得できますように!
最後までお読みいただきありがとうございました。