アメリカで駐在妻をしているゆとりベアです。
筆者の経験をもとに、アメリカ駐在が決まったけど何から手を付けていいか分からない・・・
という帯同家族のみなさんの参考になれるよう手続きを中心にまとめてみました。
アメリカ渡航前の準備・手続き一覧
- 米国VISA取得
- クレジットカード見直し・退会
- 各種住所変更(郵便物転送、保険関係)
- 役所での手続き(国外転出届・戸籍謄本取得・ワクチン接種証明書取得)
- 確定申告の準備(退職する場合)
- 失業手当の受給延長申請(退職する場合)
- 国際運転免許証の取得
- 歯科検診
- SIMフリーのスマホ準備
- 引っ越し準備(航空便・船便)
米国VISA取得
アメリカへ駐在するにあたり取得することになるのがVISAです。
VISAの種類も配偶者の仕事内容によって異なってくると思います。
ちなみに筆者はE2 VISAを取得しました。
ここで必要になってくるのが、パスポート・戸籍謄本の英訳・証明写真です。
また、E2 VISA取得にあたりオンライン申請書DS-160フォームの提出も事前に行いました。
※取得するVISAによって提出する書類やフォームは異なりますので、在日米国大使館のHPよりご確認ください。
またパスポートの残存期限も確認しておきましょう。(米国での滞在予定期間に加えて6か月以上のパスポート)
申請書類の準備が完了したら、アメリカ大使館で面接を行います。
帯同家族なので、ほとんど質問はされずに終了するケースが多いようです。
特に配偶者と一緒に面接行かれる方は、そこまで質問されない印象です。
筆者も身構えて色々練習してきたのですが、実際は1問だけ質問され終了しました・・・
とは言え何を聞かれても言いように、配偶者の会社名・役職などは最低限答えられるようにしたほうが良いと思います。
※英語が不安な方は事前に受付に伝えておけば通訳を付けてもらえることもあるそうです。
クレジットカード見直し・退会
渡米を機に今使っているクレジットカードを見直すことをお勧めします。
理由は、年間費がかかるものやアメリカでは日本のクレジットカードを使用できないことが多いためです。
筆者も日本から持ってきたクレジットカードは1枚のみです。
海外住所へ変更できる会社とできない会社があるので注意しましょう。
一時帰国や日本のショッピングサイトでの買い物で使用する場面も出てくるかと思いますので、最低1枚ほどは保持しておくのが便利だと思います。
各種住所変更
日本での郵便物の住所を変更する必要があります。
変更が必要な方は、実家等の住所に変更しておきましょう。
日本郵便の転居・転送サービスはネットからの手続きも可能です。
日本で加入している生命保険や医療保険も、海外で長期滞在する場合でも適用できるケースがありますので、引き続き加入を希望する方は住所変更と海外渡航届け(保険会社により異なります)を提出しておきましょう。
詳しくは各保険会社へお問い合わせください。
役所での手続き
渡米前に役所で申請や取得しておかなければならない書類があります。
1つ目は、戸籍謄本の取得です。
筆者は下記の目的で使用しました。
①E2 VISA面接時
②アメリカで婚姻証明書を取得するため
どちらも期限に注意して取得してください。
それぞれ使用できる期限が決まっているため、場合によっては後から追加で取得する場合もあると思います。
2つ目はコロナワクチン接種証明書(海外用)です。
筆者は下記の目的で使用しました。
①日本出国時(2022年夏時点では必須)
2023年4月現在、移民ビザを所持している方の接種完了証明は不要になっています。
米国市民、米国永住者及び移民ビザ所持者を除くすべての米国への渡航者は、米国行きの飛行機に搭乗する前に、COVID-19ワクチン接種を完了した証明を提出することが必要となります。この規定は、米国市民、米国永住者(グリーンカード所持者)、移民ビザ所持者には適用されません。
②渡米後のコロナワクチン接種時証明のため
筆者の場合4回目のワクチン接種をした際に、紙かアプリでの提示を求められました。
今後アメリカでコロナワクチンを接種を希望する方は、同様に求められる場合があるので
事前に取得しておくことをお勧めします。
3つ目は国外転出届の提出です。
海外へ1年以上滞在する方は必要な届出となります。
渡航後も転出してから14日以内に提出できるようですが、本人確認証明書の提出や返却物が発生する可能性もありますので、日本滞在中に行うのが楽だと思います。
また、届出を提出した後は住民票が抜かれるため、役所で取得する書類がある方は国外転出届を提出する前に必ず行ってください。
確定申告の準備(退職する場合)
家族帯同する方の中には、現在働いている会社を退職する方も多くいらっしゃると思います。
働いている間は年末調整を通し会社で行っていた方がほとんどだと思いますが、退職後、確定申告の時期に日本を離れてしまう方は、自分で手続きを行う必要があります。
退職する時期や状況によっては手続き方法が異なってきますので、自分に合った方法で申告を行いましょう。
下記が主な申告方法です。
2.納税管理人を選任して、確定申告の時期に代理で申告してもらう
出国前に申告に必要な書類が揃えられる方は、準確定申告を行った方が楽かもしれません。
失業手当の受給延長申請(退職する場合)
上記に続き、会社を退職した方は4年以内に帰国する予定の方であれば、失業手当の受給を受けることができます。
原則、離職日の翌日から1年以内の失業している期間は一定の日数分支給されるのですが、この期間に職に就けない海外帯同者は受給期間の延長が可能です。
本来の受給期間1年+働くことができない期間(最長3年間)となり4年以内の帰国者が対象となります。
必要書類が届いたらハローワークへ足を運びましょう。
国際運転免許証の取得
アメリカに住むと避けては通れないのが車の運転です。
特に電車やバスを日常的に使用する場面は、都市部でない限りあまり機会がありません。
既に日本で車の免許を取得済みの方は、お住まいの運転免許センターへ手続きしに行くだけで取得が可能です。
同時に、帰国までに日本の運転免許証の期限が過ぎてしまう人は、事前に免許更新が可能なので一緒に行うことをお忘れなく。
歯科検診
渡航前に歯科検診も行いましょう。
アメリカで歯医者にかかるとかなり高額な金額がするというのをみなさんも聞いたことがあると思います。日本のように気軽には行けないので、渡米前に治療していくことをお勧めします。
筆者も親知らずが時々痛かったので、これを機にすべて抜きました・・・
SIMフリーのキャリアへ切り替え
日本で使用しているスマホをアメリカでもそのまま使用するには、Wi-FiかアメリカのSIMカードを使用することになると思います。
また、アメリカの携帯番号が必要になる場面も出てくるので、SIMカードを利用した方が何かと便利です。
日本にいる間に、お手持ちのスマホはSIM化しておきましょう。
また日本の携帯番号をそのまま保持したい場合も、日本のeSIMを契約をすればアメリカでSIMを契約しても問題なく、日本とアメリカの携帯番号を利用できます。
日本の大手キャリアには番号保持サービスなどありますが、月々の価格が高いものが多いので、それよりも安く今の番号を保持できるキャリアを選んだ方が帰国した後も楽に過ごせると思います。
ご自身にあったキャリアを探してみましょう。
引っ越し準備(航空便・船便)
日本から持っていく家具や洋服は、航空便と船便でアメリカに送り届けます。
航空便は1~2週間ほどで届くので、すぐに使用する洋服や生活必需品中心に、船便は2~3か月かかるので、大型家電などの大きな家具や日用品を中心に仕分けすると良いでしょう。
ここで注意しなければいけないのは、食料品(サプリ含む)は航空便も船便も一切持ち込むことができないという点です!
また、危険品に該当する製品も送ることはできないので、必ず確認し不安な場合はHPなどで調べてから購入をすることをお勧めします。
おわりに
この記事では帯同家族のみなさんが、渡航前に行う準備について紹介しました。
どんだけやらないといけない事あるんだよ~と頭を抱えている人もいるかもしれません・・・
ただ、この準備は渡航前の最初の一歩でもあります。
渡航日までの限られた時間で、期日を確認しながら進めてみてください!
振り返ると意外とあっさり終わってたりします。
なんなら渡航してから気づく日本のホスピタリティ溢れる対応を噛みしめてください(笑)
また、両親や友人との時間も大切することをおススメします!
筆者は準備をしながらも、家族との時間を大切できたので悔いなく渡航ができました。
おかげで出発前後は泣く場面が多くありました(笑)
みなさんもどうか体調には気を付けて、悔いのないよう残りの日本生活を楽しんでください!
そして無事に渡航準備が完了できますように。